一、製品説明:
CODマイクロ波分解器は高圧分解とマイクロ波急速加熱を組み合わせた前処理技術である。水サンプルと酸の混合物がマイクロ波エネルギーを吸収すると、酸の酸化反応活性が増加し、サンプル中の有機物などの物質を急速に化学反応させ、水サンプルを迅速に測定する目的を達成する。TC-100 W型CODマイクロ波分解計は関連国規格及び試験基礎に基づいて設計された化学酸素消費量、総リン、総窒素、金属元素を迅速に測定する装置であり、地表水、地下水、生活汚水と工業廃水中の化学酸素消費量、総リン、総窒素、金属元素の測定に広く応用できる。
二、技術特徴:
1、TC-100 W型CODマイクロ波分解器に関する実験方法は『HJ/T 91地表水と下水モニタリング技術規範』、『HJ/T 164地下水環境モニタリング技術規範』、『水と廃水モニタリング分析方法』などに基づく
2、TC-100 W型CODマイクロ波消解器は2450 MHZの電磁波を加熱エネルギーとして採用し、水分子間の高速なホイールスイング摩擦運動に高熱を発生させ、それによって急速加熱を達成し、消解時間を短縮する。
3、TC-100 W型CODマイクロ波分解器はポリテトラフルオロエチレン密封分解タンクを用いて分解し、
消解過程の高温高圧は、消解時間を短縮し、反応結果に対する塩素イオンの影響を抑制することができる、硫酸水銀を適量加えることで、高塩素廃水の化学的酸素消費量測定に対応できる。
4、分解過程で冷却水の冷却が必要なく、分解完了後にビープ音の提示があり、実験操作に便利である。
5、分解完了後、重クロム酸カリウム滴定法で化学酸素消費量を測定することができ、分光光度比色法で化学酸素消費量を測定することもできる。
6、化学的酸素要求量、総リン及び総窒素などの分解を完了することができる。
三、技術特性:
1、分解項目:化学的酸素要求量(COD):5~3000 mg/L(耐塩素干渉≦12000 mg/L)総リン(TP):0.01~0.6 mg/L総窒素(TN):0.05~7 mg/L
2、消去数:6個(標準配置)、最高12個消去可能
3、消解時間:0-99 min 99 s(自己設定可能)
4、分解体積:50 mL*6個(標準)
5、分解タンクの材質:ポリテトラフルオロエチレン
6、相対標準偏差:≤5%
7、入力電力:COD:1300W,TP、TN:850W
9、出力電力:800 W
9、寸法重量:外形寸法:275 mm×460 mm×400 mm内腔寸法:180 mm×315 mm×328 mm 13 Kg
四、主な構成:
消解器1台、消解タンク6本、電源コード1本、説明書1部、合格証1部、保証カード1部